2015年1月11日日曜日

経営の表裏のバランス

先般、お世話になってる先生とミーティングをしたとき、一般的経営論のお話になった。
僕も全く同じ考え方なので、書かせていただく。


経営の役割は人に公表する表側と、しなくてよい、もしくはしてはいけない裏側のふたつがあると言うことだ。

表側とは、世間様に公表するべきよい言葉を並べた方針である。

例えば、終身雇用、顧客第一 、品質向上、地域との協調最優先、国のために、地域のために、社員の幸福な家庭の構築 、上げだしたらキリが無いくらいそんな言葉が溢れている。

しかし、その裏側に経営者の最大の役割が隠れている。

それは会社の継続である。次の経営者に、確実に繋ぐと言うことこそが、経営者の根底に流れる最大の目的、役割であると言うことだ。

表向きの経営の役割だけを追求している経営者によくお会いするが、ほぼ、皆さん迷走している。

なぜなら、表裏と表現したくらい、相反するものだからである。

表向きの役割だけを追求すると必ず、問題が生じたときに行き詰まってしまう。

そこから亀裂すら生みかねない。


裏側だけを追求すれば、会社の存続は充分望めるが、世間的に認めてもらいにくい。これも実はリスクが発生する。

僕はあえて、表側、裏側の両方を口にしているが、別に口に出さずとも、裏側をしっかりと考え、表側の限度をしっかりと決めておかなければ経営は行き詰まってしまう。

バランスが大事なのだ。


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