2013年4月14日日曜日

安倍内閣の高支持率から会社経営を学ぶ

誕生当初から、高支持率であったが、ここにきて、75%を超えるという、ある意味わけのわからない状況が起こっている。

なぜなんだぁ?

皆さんこれどう読みます?

凄い凄いと喜んでます?

もし喜んでるのであれば、もう少し深く考えて見てください。

75%を超えるということは、長年の宿敵や、考え方が全く会いまみれない人まで一部を除いて支持してるっていう数字である。

目先だけの判断や、周りに流されて支持してる人がいるならまだしも、ある種ポリシーを持ってた人までも支持に回らなければこの数字は出ないのですよ。


今回の安倍政権が掲げている三つの矢

国民は本当に理解しているのだろうか?

僕自身は、自民党員ですから、反対に回ることはないが、一つ一つを見た時に違和感を感じることが多々ある。

もっと具体的にいうと、TPPに反対してる人って、国民の25%くらいしかいないだろうか?

そんはずはない。

ということは、TPPに反対してる人でも指示をしてる人が多くいるということだ。

デフレ脱却についても、テレビに出ている経済学者のお話は、はなから相手にしないが、デフレからの脱却って必要だとは思うが、今とろうとしている手法は本当に正しいやり方なのか?

個人的には安倍内閣が現在世間に発表しているのは短期的カンフル剤としての役割は充分果たせるだろうが、経済安定という長期的展望に立つと大きな疑問を感じてしまう。

本来は、そこまでの道筋があり、その初段としてカンフル剤があるはずである。

会社経営をする人間にとって国の大きな方向性の中から、私たちの会社の方向性を見出さなければならないと立場からいうと安心感が全くない。

このように、一つ一つを取り上げれば、メディアでも取り上げ懸念されている内容が湧いて出てくる。


さて、では、なぜ支持率が高いのか?

僕自身も、これだけ書きながら支持するかどうかと聞かれれば、間違いなく支持すると答えるだろう!

そこには、安倍内閣の巧みなマジックが隠されている。

全方位的世論対策がなされているのだ。

例えば、TPP反対者がいるとしよう。

TPPには反対なのだが、デフレ脱却は賛成というように、反対者に対して別のところで賛意を得ることができるような対策がなされている。

それが、うまく国民を分析した上でスパイラル上に対策がなされている結果なのだと感じる。

でなければ、このような支持率は出てくるはずがない。


ある意味、自民党だからできる全方位対策をきっちりと分析した上で、政策を掲げている。

前の政権のように、何処かに突出したような政策であれば、反対者はいつまでたっても反対なのだ。

潰れるべくして潰れた前政権も、全方位型対策をとっていれば もう少しマシだったかもしれないが、そこまで高度なことができる人間の集団ではない。

これは、実は会社経営にも同じことが言える。

言わずもがなであろうが、経営者は常に全方位型従業員対策を取らなければならない。

経営者が単一方向型であれば従業員はついてくるはずがない。

反対者はいつまであっても反対者なのだ。

高額な給料で引っ張るというやり方もあるだろうが、長期的に見た時にそれでは会社の存続はまずないし、会社自体のモチベーションが上がらない。

何処かに従業員が納得できる内容をあちこちにちりばめておくか これこそ経営者の手腕の見せ所であろう。

最後に、
支持率が高い=成功 ではないことを会えて書き、今後の手腕と動向を冷静に見極めて行きたい。


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