2013年3月7日木曜日

日本人は本当に謙虚なのか?

日本人は本当に謙虚なのか?

昔は多分そうだったのだと思う。

人よりも前に出ない姿に美を求めるところがあったのだろう。

それが相手の思いやりにつながり、お互い様の精神の中で、他国では見ることの出来ない人間関係を形成していったのかも知れない。

昔はそれが本心で行動した姿だったのだろう。


では今はどうか?

今も至る所で、人を先にやり、自分は後からという姿勢がよく見られる。

着席の時の上座下座、入り口に入るときの前後、いかなる時も上下が存在するときには、必ず、そんなやりとりが見られる。

当然今の現在においても、昔のように本当の謙虚という意味から、譲る姿勢する人もいるだろう。が、多くの人達は、少し昔とは意味が変わっては来ていないのか?

謙虚な姿勢を見せとかないと、がめついと思われてしまう。

上に座ってしまうと偉そうと思われてしまう。

などというように、同じ行動を取っていても頭の中は自分の保身から生まれた謙虚さであって、本来の姿ではない。

そんな姿でもかまわないのだろうか?

どんどん、本心とは違う自分の姿を作っていき、自分の本当の姿を自分自身も見失ってしまうのではないか。

なんかそんな姿を見てふと嫌になった。

同じように、日本人は、自分の成功を自慢したがらない。これも昔は、自分の成功を自慢しない武士道的考えがあり、それも日本人の美学のように思われてきた。

では今はいかがなものか?

本当に成功した人って、自分の成功体験を堂々としゃべってません?

それを見て、あの人やらしいひとやわぁとか思うのだろうか?

日本は、戦後、どんどんと欧米化がすすみ、生活スタイルだけではなく、考え方も大きく変わってきたように思う。

逆に成功事例を堂々としゃべってもらう方がより自然に感じるのは自分だけか?

確かに、他の国にはない日本特有に美学は多くある。

その美しさは、文化であり確実に残していかなければならない。

しかし、姿だけを残し、うちに秘めたるものが本来の意味とかけ離れるのであれば、それは文化をまもるにはならないのでは無いか?

形だけでも良いのだろうか?

僕自身答えは出ているのだが、確固たる確信が持てないまま・・・だらだら書いてます。

0 件のコメント:

コメントを投稿