2013年3月29日金曜日

ポンペイにて その2 街並みについて

その1でも書いたように、国内における農産品はほとんど生産されていない。

ではどうしているのか?

当然、輸入が大半を占める。

生鮮野菜や、卵までも米国からの輸入である。

最近は、スーパーなどで、御多分に洩れず中国製が幅を聞かせてきているようである。

日本の製品も多く輸入はされている。
日本人が経営するYOSHIE STORE


ただ、ほとんどの家族が収入があまりないためそのようなものも贅沢品となるのかもしれない。

スーパーで見かける人はまばらである。



商店は、必要最低限のものがあると言ったような程度である。

スーパーマーケットが数軒、ホームセンター大小数軒、 大きな酒屋1軒、衣料品などを売る雑貨屋、ガソリンスタンド、レストランぐらいである。

当然、外国人を相手にしたような土産物屋などは全く一件もない。

あちこちに点在している(日本のコンビニのようにある)のはカウンターだけの小さな小さな雑貨屋が多くある。
このようなお店が島内あちこちにある
ジュース、缶詰、ほんの少しのお菓子、タバコなどはそこで手にはいる。


ホテルは数件あるが、日本でいうビジネスホテルにも全く至らないレベルのホテルである。

お湯が出るかどうかは、その日次第と言ったところか・・・

日本のビジネスホテルより優れているのは広さくらいである。

今回宿泊した部屋は、蟻があちこち湧いていた。 フロントには人はおらず、部屋に電話もない。

前回の宿泊先は、部屋の中に当たり前にヤモリがいる。

夜中にキューキュー鳴き、眠れなかった。

日本人経営のホテル ここのレストランは美味いぞ
これがトップレベルのホテルである。

海外からの先進国訪問者はよほどの覚悟がない限り滞在は不可能と言って良い。


ところがである。彼らの移動手段は、歩くか自動車・・・・・自転車でもバイクでもない。ほとんどが自動車で移動している。

訳を聞いてみると、家族が一度に移動できるのが車だという理由らしい。

どこの国から入ってきているのか日本車が多い。

当たり前といえばそれまでだが・・・国内では絶対見ないような車が、

普通に走っている。改めて日本車の頑丈さを実感してしまう。

フィリピンやベトナムで走っているのはまだまだ綺麗な車である。

ミクロネシアで走っているのは、その中古と思えるような車である。真意はわからないが・・・・・

そういえば、ヒュンダイの販売店ができていた。誰が買うのか?

おろし金状態の舗装道路
いづれにしても、3回目の訪問であるが、自転車もバイクも一切見たことがない。

ある意味こんな国は初めてだ。


道路に至っては、幹線道路はほぼ、舗装されているが、修繕がほとんどなされていないため、ガタガタである。

幹線道路と言っても、島を周回する道路と街中の一部だけではあるが・・・

特に、米国によって舗装された道路はおろし金のように骨材が尖って露出している。

人間でもこけると怪我をしそうな勢いである。

一部日本の建設会社が施工しているが、そちらは綺麗なもんだ。

さすがと実感する。

ポンペイにとってイメージの悪いことばかりを書いたが、あくまでも他国の南国リゾートのような感覚で訪問するところでないことを伝えたいために会えて書いた。

日本人だけではなく、人間は、自分がスタンダードと考えてしまう。

そして、特に先進国の人間たちは、その目線で他を評価したり、勝手に思い込んだりするものだ。

南国リゾートの感覚で決して訪問して欲しくない。訪問した人も不幸であるし、観光に全く力をいれていないポンペイの人たちにとってもそのような目線で見られることは不幸なことかもしれない。

ぜひしっかりと情報をいれた上で訪問して欲しい。

ポンペイにて その3に続く

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