2012年9月5日水曜日

ONE FOR ALL  ALL FOR ONE

一度は耳にしたことがある言葉だろう。
「一人は皆のために!皆は一人のために!!」と言う日本語訳で知られている言葉だ。

そもそもは、ラグビーのチームプレー精神を表す言葉として知られている。
が、その出所は三銃士などで有名なフランスの作家 アレクサンドル・デュマの「ダルタニャン物語」で使われていた言葉を、その意味からラグビーで使うようになったらしい。

さてこの訳 実は「一人は皆のために 皆は一人のために」は誤訳だというのだ。前半部分のOne for all の部分は正しく、後半部分のAll for one が誤訳らしい。後半部分のoneは人を指すのではなく 勝利(Victory)を指す言葉だという。
正確には「一人は皆のために 皆は勝利のために」が正しい訳だという。
これは元全日本監督 平尾誠二氏の意見である。



いかに優秀な個人であっても限界がある。しかし個人プレーがチームプレーに変われば、単純に1+1=2ではなく 3にも5にもなり得る。これがチームプレーの素晴らしいところである。ここまでは皆も理解できるだろう。

しかしこれには実は大きな条件がある。
ここで言う一人ひとりは「自立した大人であること」が大前提である。
一人ひとりが「勝利」という大きな目標に向かってしっかりと自分の足で立ってて初めて成立するのである。
誰かに寄りかかっていたり他のメンバーに甘えているようであれば、相乗効果を生むどころか、1+1=2の単純な計算も成り立たない。 
自立した大人であることが大前提なのだ。


果たして、一人前にも満たない烏合の衆がチームプレーの本質である相乗効果を生むことが出来るだろうか。お互いが助けて 助けてと言い合ってる烏合の衆の集団に絶対にあり得ない。コレは助け合いの集団ではなく、助けられあいの集団でしかないのだ。
一人前以上のプロフェッショナルが集って初めて相乗効果は発揮される。
自立し自分の食いぶちは自分で稼いでこれる人間が集まって初めて莫大な力が発揮され周りを救っていくことが出来る。

だからこそ、まずは自分の力でたつことから始めなければならない。
自分で立てもしないうちから ALL FOR ONEといって助けられ合いをするのはやめよう

泳げない人は溺れてる人を助けることは出来ないんだから

まずは勝利に向かって自分の足で立つ
そして、チームワークの相乗効果で勝利をつかむんだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿