2012年8月15日水曜日

師と仰ぐもの

あなたにとって手本となる人は誰ですか?
目指してる人はいますか?
師匠と思える人は誰ですか?

さてこの問いかけに、どのように答えますか?
いろんな方の名前が出てくるでしょう。松下幸之助を筆頭に、本田宗一郎 稲森会長 etc 
きりが無いくらい著名な方々の名前が挙がるでしょう。
ビジネスだけではなく、人生においても、師と仰ぐ方がいるに違いありません。

当然、私にもいろんな方が昔、おいでになりました。JC時代の先輩 サラリーマン時代の上司 など。しかし、35歳を過ぎたとき、師と仰ぎ、その方を目標に生き、ビジネスをすることを辞めたんです。
なぜなら、その方を師と仰いでる限り、その方に近づけるでしょうが、絶対に追い抜くことは出来ないと悟ったからです。当然ですよね。今でも、「この部分は、あの方のこのスタイルをまねてみよう」というように、パートでは今でも師と仰いでる方はおいでになります。しかしそれは、遠い存在の方ではなく、ごくごく身近な方を師と仰ぎ、自分の成長を実感できる方を設定しています。存在の遠い方を設定しちゃうと比較できないもんね。

最初の設問が飛んできたとき、私の答えは、「いません」なんです。
何を生意気なこと言っとるねんと思われそうですが、以上のような理由からそのように答えています。
立派な方は沢山おいでになりますが、目標にするような人は一人もいません。なぜなら、その人のコピーになることが自分の目的ではないですし、万が一、その人に追いついてしまったときに、目標を見失ってしまう可能性が非常に大きいからです。
人間はそこで成長を止めてしまいます。
実際、そんな方を多く見てきました。
本当にもったいないことです。
このような方の共通点は、自分が師となると言うことを全く想定していません。永遠の目標を学びにおいてしまっているんです。当然、師に追いつくと目標がなくなりますよね。それどころか、追いついてることに気がつかずに迷走を始める人もいます。もう、かわいそう・・・の一言に尽きます。

とある有名なビジネスの会の会長さんがインタビュー(あくまでクローズ)の中でこんなことをおっしゃってました。
インタビュアー「あなたの会の中に、あなたを超えていきそうな経営者は何人ぐらいいますか?」
会長「そんなのいるわけ無いじゃないですか!僕を目標にしちゃってるんですから超えれるわけ無いでしょ・・・超える奴はちゃんと辞めていきますよ」

ビジネスマンの皆さん、いかがですか?皆さんは間違ってませんか?





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