2012年4月19日木曜日

大手ゼネコンと地元ゼネコンの違い

何かにつけて、我々建設業は、大手だから・・・・とか、地元だから・・・・というような会話をよく耳にする。特に地方に行けば多いように感じる。実際、自分も、何かにつけて、比較してきた。高度経済成長から、バブル崩壊前までは、何でもかんでも、大手のやっていることは正しいと思いマネをしてきた。バブル崩壊後、現在に至ってもその考え方は一部の企業を除いて変わっているとは思えない。しかし本当にこれで正しいのだろうか?なぜマネをするのか?自分で考える能力がないから?ひとりで新しいことに取り組む自信がないから?たぶん建設業だけではないのだろうが、この傾向は建設業に非常に強いように思う。今現在、建設業が置かれている立場は非常に厳しい。にもかかわらず未だに自分たちの独自性を出さずにじっとしている。大手がバタバタ潰れて、これではだめだと解っていても策を出せずにいるのが現状である。大手ゼネコンは生き残りをかけ必死で改革を進めている。地元ゼネコンは、今その結果待ちなのだろうか?その結果を見てからまたマネをするつもりか?もうそれでは生き残れるはずもないのに・・・
では、大手ゼネコンと地元ゼネンコんってなにが違うんだ?資本力、従業員数、営業先、開発力、開発力や人間力からくる技術力・・・数え上げればきりがない。それほど大手と地元では違うのである。見た目は・・・・・・・
よく考えないといけないのは、いくら大きな企業であろうが、小零細企業であろうが、やっていることは同じであるということだ。営業先や、建てる建物の大きさは違えど、営業から、受注、引き渡しのプロセスはいう全く何も代わりはしない。にもかかわらず、大手をしたから見上げてしまっている。十分平行でいいのに・・・というか平行に見ないと何も生まれてこないのに・・・先に書いたように、大手のマネをするのであればそれでいい。しかし新しいものを作り出そうとすれば、下から見上げている姿勢では何も生まれない。
もっと極端に述べると、実は、改革を起こすのは大手ではなく、我々小零細企業のほうが有利であるのだ。
おおくの中堅ゼネコンが、会社をつぶした。なぜなのか?残っている会社と何が違うかったのか?確かに資本力や営業力の違いはあるだろう。しかし、それ以上に、時代を読み、問題意識を持ち、改革をしようとする判断と行動力の差ではないのか?もしそうであるなら間違いなく我々、小零細企業の方が有利なのだ。組織が小さい分、フットワーク軽く行動を起こすことができる。大手は組織が多きい分、フットワークが軽いとはいえない。時代の流れと、改革の流れのどちらが勝つかで、生きるか死ぬかが決まるのだ。
弊社は今、生き残りをかけいろんな取り組みをしている。そんな取り組みを大手ハウスメーカーなどか見学にくる。また別の取り組みでは、スーパーゼネコンがついこの前から全社に展開しだした取り組みと全く同じである。こんな小さな会社でも十分にできるんだ。それなりの努力は当然必要であるが、やる気になり覚悟を決めれば、大きい小さいなんて関係ない。堂々と渡り合えるという自信を持って何事にも取り組もう。

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